焼き方の工夫
甘栗の美味しさを左右するのは、栗自体の美味しさともう一つ、釜に入れてじっくりと焼き上げるその焼き方にあります。
生き物である栗をいつも同じように美味しく焼き上げるのは至難の業。しかし、京都の老舗として暖簾を掲げ、皆様にお土産、ご進物としてご満足いただくために、いつでも美味しい甘栗を作ることは林万昌堂の使命なのです。
季節・作柄を見極める熟練の腕
当店では、店主自らが中国まで足を運び、最高の「河北栗子」を仕入れます。
そのため、栗の味には絶対の自信をもっています。しかし、栗は生き物。何百トンと仕入れる栗の中には、ひとつとして同じものはありません。
その時々の作柄、気候、栗の堅さ、栗の保存状態を見極めて、毎日焼き方や時間を調節しなければ、美味しい栗は焼き上がりません。いうまでもなく、これは一筋縄ではいかない大変な作業。
しかし、この熟練の腕による焼き方を、何代にも渡って守り続けてきたからこそ、現在の林万昌堂の看板があり、皆様のご愛顧をいただけているのです。
これからも、当店は安きに流れることなく、栗との対話を通して最高の甘栗をご提供する努力を続けてまいります。
いつでもコンスタントに美味しく
店舗にある栗焼の釜は、80年以上も前より当店で使われ続けている年代物。
職人にとって、この釜を習熟することは、当店の甘栗作りには欠かせない第一の課題です。いつでもコンスタントに美味しい栗を焼き上げるため、同じ釜を頑なに使い続けること。
生産性や、合理性とはかけ離れているかもしれませんが、美味しさを追求するためにはこれが一番であると当店は考えています。
毎日焼き上げる甘栗
毎朝開店直前になると、店内に漂う甘く香ばしい香り。
これは甘栗の皮に火が通り、程よく砂糖のこげる香りです。甘栗は焼きたてが美味しいもの。その日に売る甘栗はその日焼き上げたもののみ。宵越しの甘栗は販売しない。これが当店の誇りです。










